患者さんに向き合う医療 -おおみや整形外科の取り組み 大宮克弘- |
最新、最良の医療とは何でしょうか? |
おおみや整形外科は特別な整形外科ではありません。ただ、外来の患者さんを診療する以外に、腰や首、膝、股関節の手術を多く手掛けている病院です。 皆さんもどこかで聞いたことがある病名かもしれませんが、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、変形性関節症、半月板断裂、股関節の病気などの手術を行っています。 どの手術もおおみや整形外科でしかできないわけではありません。全国の基幹病院であれば、たくさんの手術例があります。 ですから、ここでは手術の内容や、方法はあえて説明いたしません。どちらの病院のホームページを見ていただいても、ほぼ共通のものを見ることができます。 しかし、医療技術には確かに違いがあります。日本では、医師個人の技術力は、公表、評価されていません。 例えば、レストランなら、美味しさやサービスの良し悪しといった差を、中立の立場で評する専門家がいますが、医師の技術力を紹介する機関はあまりありません。 |
私は、腰椎の手術の専門家です。 |
おおみや整形外科では年間に200例近く、これまでに2000例以上の手術をしています。
膝や股関節の手術はおおみや整形外科で行っていますが、私の専門ではありませんので、私は執刀しません。
その代わり、その道のスペシャリストに執刀していただいています。おおみや整形外科が有するネットワークを駆使し、
世界的にも有名な先生や、日本の整形外科学会を代表するような先生方に執刀をお願いしています。
整形外科でよく行われている骨折などの外傷の手術をほとんどしていないのは、こうした手術を専門的に行っているためです。
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やはり医療は技術です。 |
正確な診断、豊富な経験、そして日々の実践で、その技術は決まります。私でも、例えば半年間手術をしなければ、同じ力を発揮することはできないでしょう。継続こそ力なのです。
我々は、各部所のスタッフも含めて、これらの医療を実践するプロの集団と考えています。このプロ意識こそが、よりよい手術の結果につながると信じています。
同じ料理でも作る料理人が異なれば、味が全然違うように、医療や手術も、それを行う医師やスタッフによって、全く異なるものになるのです。手術だけではありません。
手術後のケアや退院後の外来でも、そうした意識を持ったケアかどうかで結果は異なるのです。
おおみや整形外科はこうした考えで、患者さんに向き合う病院だと自負しています。設備が最新であったり、
病院がきれいなのは当たり前で、大切なのはその中身だと思います。ご理解いただければ幸いです。
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腰椎 |