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あと1日ですね
ことしの診療もあと1日。でも、正月が来るような気分がしません。
あしたは入院が3人もある。年末を迎えるのですが、入院患者のベッドは満床になりそうです。
今日も重症の方が来ました。二人とも、腰の疾患の方でした。二人とも手術適応の方です。
一人の方はやっと歩けるぐらい。あしに力が入らなくなってきています。
もう一人の方は、ヘルニアによる強い痛みです。待合で泣いてらっしゃいました。うーんかわいそう…
あした、また二人ともこられます。年末はさすがに手術できないのですが、年明けもすでに予定が
いっぱいです。どうしましょ…
もっと自分がクールならなんて思うこともありますが、どうしても無視できないですよね。
ある病院では、どんなに痛くても手術の予約が入らないから手術は2ヶ月後ねって当然のように
言われるそうです。もちろん一理はあるかとも思いますが…
いつも、そんな狭間で悩んでいます。
私の師匠が、私に教えてくれたことは患者から逃げるな、公平であれということでした。
自分の親ならどうするんだ、子供ならどうするんだと。
なので、背をむけることはできません。医師の過労や、過酷な勤務とか言われるけど
ちょっと違うような気がします。もちろん、ほとんどのお医者さんは、自分の身を生活を削り
日々頑張っている人が圧倒的に多いのが現状と思いますよ。
そもそも医師という職業は、社会で苦しんでいる人々を助けるため、社会に貢献しなくてはならない
使命を背負っていると思います。尊い仕事と思います。
ですから、自分に与えられた力を患者さんのために使わねばなりませんね。
さてさて、明日はどんなドラマがあるのかなって、明日の外来を楽しみにしているのは私だけでしょうか?
みなさんも考えてみてください。