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いいこと悪いこと
小田和正の新しいアルバムを聞きながら、書いています。
オフコースのころから、聞いているけどほんとに声がきれいですよね。
どうしてこんな声がでるんだろうって思います。もう63歳?なのに。
まったく年齢を感じさせず、多くの人を感動させることができるなんて、すごいと思います。
医療の現場も実は、感動する場面は多いです。その逆もたくさんありますけどね。
僕は、手術が終わり目覚める患者さんが好きです。朦朧としながら、感謝の言葉を述べてくれる人
ただただ、うなずく人ほんとに人様々ですね。
昨日の外来でもいいことがありました。昨日は、午前中は3時間待ちの状態でしたが、
その中の患者さんのひとりが、すっかり痛みもとれてほんとによくなったんですよ。
先生見てくださいよと、それはほんとによかったですね。痛みがとれて、ほんとになんともなく
なっていますね。でもこれなら、もう病院までこなくてもよかったんじゃないですか?と聞くと
先生、わたしどうしても先生によくなりましたってお礼が言いたくてたくさん待っても
先生に伝えようと思ったんですよと言われました。
なんて、嬉しいことでしょう。そんなに大きな病気ではありませんでしたが、
その初老の患者さんに頭の下がる思いでした。このような方もいるんだと。
スタッフはどう思ったかはわかりませんでしたが、現場ではいろんなことがあります。
そうかと思えば、どうせ先生は人ごとだから私のいたみなんかわかるわけないでしょなんて
言われたりして、同じ1日のなかでもほんとにいろいろです。
でも、そんなことを言われて0.1秒むかっときましたが、あとは平常心でした。
僕は、もっとスタッフにいろんなことを感じてほしいと思っています。
手術に関わる人たちにはとくにです。
1ヶ月に20例ぐらいの脊椎の手術をしますが、決して生易しいことではありません。
ほぼ、通常なら限界の数字を超えているところです。
でも頑張れるのは、患者さんや家族の表情を読み取るからでしょうか?
どこまで、やれるかはもうわかりませんがもう少し頑張ろうと思っています。
周りからはいろいろな人から、そんなに手術はやめたほうがいいよとか
もうメスをおいてもいいじゃないのと気遣われながら言われますが….
がんばってみますか?
最近は少々、落ち込み気味でした。また、ブログを書きたいと思います。