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お医者さんの裏話
先生とは、行橋に開業してからの知り合いですが今では家族ぐるみでおつきあいしている仲です
年齢も1つ違いでまた、二人とももともと行橋出身でも行橋に特別な縁があるというわけでも
ないのに開業したという同じ境遇でもあります。
行橋市の開業の先生方は2代目か3代目、または行橋出身などの先生がほとんどで
開業してからそのことを知りとても驚きました。
でも、僕自身は、とてもいいところに開業したと思います。
患者さんはあまり知らないかもしれませんが、開業医の先生方はだいたいみなさん
人柄のよい方が多く仲もいいです。この京都管内はとくに医師会の先生は良い方が多いと思います。
同じ整形外科だからといって競争してるとか
商売敵なんてことはあまり考えていません。
患者さんは、私はここだとかあそこだとかいろいろ皆さんこだわりをもたれている方も
多いと思いますが、なかには私にかかりK先生にかかり、また違うところにかかりという方も
います。k先生にかかっていて、私のところに来てとくに問題なければ、
またもとの先生の所にとくに不満がないのならお帰りなさいとよく言います。
また、だまって来院して検査してもらおうと思ったという方もいますが、
そんなときは、正直にどこそこで検査をしたいので紹介してくださいと
いっていただければいいのですよとお話もします。
その場で前医の先生に電話して今、だれだれさんが来ているから検査しますよとか
そちらではどんな感じでしたなんて聞くこともあります。
もちろん、逆もあります。また、北九州の病院に紹介することもしばしばです
多くの先生は方は、患者さんがどこにかかるとかかかりたいとかはあまり気にしてませんし、
適切であれば患者さんの希望を断ることはありません。
かえって黙って、他院にかかられ当院での写真と治療の内容を送ってくださいと
あとから言われるほうが、寂しい気持ちになります
少なくとも、私が知っている先生方は自分のところに患者さんを囲んだり
他院には絶対かからせないなんて気持ちは持っていないと思うのですが///
当院には、整骨院からの紹介もよくあります。その整骨院の先生は、あなたは
もうここでは治療できるレベルではないから早く病院に行きなさいと
紹介状を書いて患者さんに持参させてくれます。
実に柔軟な考えの先生と思います。患者を思えばこそできることです。
私のところでも、あなたはここではどうしても手術できないから
北九州の病院に行きなさいとか大学病院にいきなさいとか、あるいは県外の病院を
紹介することもあります。自分の力量を超えると思えばためらうことなく紹介します
そうした、お医者さんの持つネットワークについては、知られてないので
患者さんも迷うのでしょうけどね
医療は商売ではないです。もちろん、経営も大切ですけど
利益は、あくまでも結果としてついてくるものでこれだけ利益をあげてやろうとは
全く考えていません。
でなければ、いい医療はできなくなりますね。
この時代がつづいてくれることを、祈るばかりです。