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ヘルニアの患者さん
最近、多いのが腰椎椎間板ヘルニアの患者さんです。
ヘルニアについては、いろいろなにわか情報が飛び交い手術すればきれいに治るのケースでも
何ヶ月も苦しんでいる方も多く見られます。
ヘルニアは、自然治癒することもあり予後のいい病気です。
しかし、判断をあやまるとあまりの痛みのために精神を乱してしまったり、大きな後遺症を
残してしまうこともあるのは事実です。
一番おおきな問題はどれぐらい痛いか本人しかわからないということです。
家族はもちろん、中にはお医者さんでもその痛みの度合いを感じてあげられていないなという
ケースもあります。大きなヘルニアが神経を圧迫して、片下肢のひどい痛みの方がおられました。
もう5ヶ月頑張ったそうです。最後にかかった先生が私を紹介してくださいました。
よく頑張りましたね。毎朝、たいへんだったでしょう。下肢が痛いなと目覚める辛い日がつづきましたね。
ヘルニアが大きくでているMRIを前に、私は手術しましょう
痛みをとって頑張りましょう。ここまでよく頑張りましたね。大丈夫ですよと声をかけました。
30代のお母さんのその方は、思わず涙をうかべその涙が頬を流れ落ちました。
先生、私あまり痛くて子供にあたってしまってと涙ながらに語られました
だいじょうぶ、それはあなたのせいではないですからまた元気なお母さんになりましょうねと
答える私の目にも涙がこみ上げました。
そんな痛みに苦しむ方がほんとに多いです。
疲れていても、そんなシーンが自分の背中を押してくれます。
限界もあるけど、頑張る それが人生でしょうか