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今年もあと2ヶ月半
もうすぐ開業して11年になります。そして、今年もあと2ヶ月半ですね。
おおみや整形外科では、新たに10年計画がスタートしています。ドクター、事務、リハビリ、看護部門の全てが、これからの10年のためにKAIZENを実施しています。
あちろこちでそんな光景がみられますよ。真剣にレセプトに取り組む事務員、一人だけで考えるのではなく問題があれば3人が束になって取り組んでいます。そんな彼女たちの後ろ姿がとても頼もしく見えました。今日は、ナースステーションでは業務改善に向けての話し合いが自主的になされていました。いい傾向ですね。
私は今日は朝9時搬入で固定術とヘルニアの2症例を14時までに終了してそのまま看護学校に講義にいきました。超高速手術でした(笑)結果はもちろん問題ありません。
夕方には、新しく完成したジムに多くのマシンが昼から搬入されその配置や打ち合わせをしました。
内装や手術機器や検査機器、患者サービスを大幅に変更、ジムも来月にはプレオープンで
新規開業のような感じになってきました。
各部門のモチベーションを上げながら新しいおおみや整形外科をつくっていこうと思っています。
疲れはしますが、楽しく仕事をしています。
皆がそれぞれ第2ステージで活躍できるように頑張りたいですね。
話は変わりますが、先日の外来でのお話です。もう開業時から来院されている方です。
当時はカブ(オートバイ)にて通院されていた方ですが、今はタクシーで来られ押しぐるまにて
歩いて来院されています。
相談があると外来で言われたので、どうしたの?とお聞きすると
<先生、私、もう家族もいないしだんだん弱っていくしいつか死ぬと思うんだけど死んだら献体したいんですが、先生手続きしてもらえんでしょうか?>と言われました。
<病院の先生にはお世話になったし、助けてもらったからせめてこんなシワシワの体で申し訳ないけど学生さんたちの勉強に使ってもらったらいいと思って、こんな体で申し訳ないけど>と
相談を受けました。
思わず、学生時代に解剖実習したことを思い出しその時の献体していただけいた方も高齢の女性だったとなとなんとも言えない気持ちになりました。
初めてそんなことを言われましたが、なんとも切ないようなありがたいようなその方の気持ちがひしひしと伝わりました。自分はもう解剖実習することはありませんが、このような方のおかげで
今の医学もあるのだなと思った瞬間でした。
⚪️⚪️さんありがとうね。色々手続きがあるだけどできるだけ希望に添えるようにしましょうねと
お返事しました。でも、その日が来るということはその方とはお別れかと思うと悲しい気分でした。
色々なこと嬉しいこと悲しいこと、時には残念なこと、たくさんたくさん流れていきます。
少しでも多くのことを感じていきたいなと思いました。