ブログ
医療人のこころ
医療人のこころというテーマがあります。
医療に携わる人たちの心の問題です。多くの医療人、医師をはじめ看護士、その他のパラメディカルは
患者さんと接してゆきます。おおくの医療人は、良心をもち医療人たるプライドを持ち
医療に携わるわけです。
私の先輩が医療人の心を守るという話をしてくれたことがりあます。
先輩は心療内科精神科が専門ですが、多くの医療に携わる人が患者によって心に傷を受け
受診している事実があったり、そうした専門医の受診をしたほうがいいのに
自分は医療に携わっているからと耐えている人も多いということでした
一般の方にはあまりわからないかもしれませんが、実際に患者さんから受ける
ストレスは半端なものではありません。どんな病気の方であれ、病気をいう不安を
抱えている方はある意味正常な状態でない方が多いです。たとえ正常に見えても
患者さんのそうしたストレスは全て医療人に向けられるのです。
とくに病棟のように長い時間接することが多いと、問題も起こりやすいです。
また、医療をする方が献身的であればあるほど、優しい方であればあるほどに
おおきく傷ついてしまう場合もあります。
当院でもそうしたことはあると思います。私でさえ、感じることは多々ありますので
どうせ先生は人のことだからわからんやろなんて言われたときは
怒りよりもとても悲しい気持ちになります。
患者さんのほうも悪気があって言う場合は少ないと思いますが、
そんな一言で大きく傷ついてしまうスタッフもいるでしょう
私の知り合いの開業医の先生と最近何人か、会う機会がありました
どなたも悩みを抱えていました。
なかには、いったい自分はなにをやっているのかわからなくなるなんて言われた
先生もいました。献身的な先生の働きを侮辱するような出来事多かったです
こんな現実が、今どこにでもあるんだなと思いました
それでも、大きなトラブルにならないのはスタッフみんなが
医療人としてのプライドを捨てずに頑張っているからだと思います。
でも、逆に患者さんにとても励ましていただいたり、力を頂くことも
たくさんあります。だから、頑張れるのでしょうか?
患者さんの権利や患者を守るという話はよく聞きますが、
医療人の権利や心を守るという話はあまりありません。
でも、大切なテーマと思います。
当院では、近くその先輩に医療人の心を守るというテーマで院内研修を
していただこうと思います。
それは、さらにより良き医療人になることと、いい医療を提供する基礎にも
なるからと思うからです。
患者と医者、看護士 簡単そうで難しい関係
もう少し見つめていこうと思います。